新選組関連の遺品
ここでは、新選組に関する貴重な遺品を拝見できる資料館を中心にご紹介したいと思います。実際に足を運んでみてください。彼らの生きた時代を偲ぶことができるでしょう。

和泉守兼定 土方歳三資料館
土方歳三の愛刀。和泉守兼定は、会津藩お抱えの名工です。刀長は2尺8寸(約85cm)と定寸より長い。

石田散薬の行商用薬箱・製薬道具類 土方歳三資料館
骨つぎ・打ち身の妙薬として、戦後まで土方家で製造販売されていたといいます。酒で服用するそうですが、効果の程は定かではありません。
土方歳三も若いころ、薬箱を背負って行商したそうです。

土方所用の鎖帷子 土方歳三資料館
細かい鎖が顔から肩を被うように作られています。約6kgもある鎖帷子を着衣の下に着込んで白刃を防いだそうです。

土方所用の鉢金 土方歳三資料館
8月18日の政変で使用されたといいます。表面には2ケ所の刀傷があり、裏面には「尽忠報国志」と刻まれています。

土方歳三全身像 土方歳三資料館
函館で撮影したものと伝わります。断髪、オールバックに洋装、土方歳三のお洒落な一面が見られます。

豊玉発句集 土方歳三資料館
土方歳三が多摩時代に残したといわれる発句集。句集の文字が土方歳三と異なり、佐藤彦五郎によるものとの説もありますが、詳細は不明です。
全41句からなる句集は、どれも素朴で純粋さに満ちあふれています。

新選組袖章 土方歳三資料館
白地に赤く「誠」が染め抜かれています。下の山形は幕府歩兵隊所属の印。

近藤勇の稽古着 小島資料館
近藤勇が小島家に剣術稽古に来た際、着用していたもの。背中には、近藤の妻つねによる髑髏の刺繍が施されています。

天然理心流の稽古に使用された木刀 小島資料館
天然理心流で使用された木刀。

近藤勇書状 小島資料館
当時、小島鹿之助宛に書いた書状。常に書に勤しんでいたらしく、品格のあるくずし字が特徴。

土方歳三書状 小島資料館
上洛して間もない頃、小島鹿之助宛に書いた書状。馴染みの芸者や舞妓の名を連ね、文末に、「報国の 心を忘るる 婦人哉」とあり、自分がいかにもてていたかを自慢しているところが面白い(笑)。

沖田総司年賀状 小島資料館
当時、小島鹿之助宛に書いた年賀状。字体は力強く、堂々としています。

近藤勇所用の鎖帷子 霊山歴史館
上洛の際、小島鹿之助が2着作ったうちの1着を、近藤勇が貰い受けたもの。同型のものが小島資料館に残っています。

島田魁所用の陣笠 霊山歴史館
新選組隊士・島田魁の陣笠。

島田魁所用の肩あて 霊山歴史館
新選組隊士・島田魁が使用していたもの。

新選組袖章 霊山歴史館
白地に赤く「誠」が染め抜かれています。下の山形は幕府歩兵隊所属の印。

近藤勇所用の鉢金 白虎隊記念館
鉢金に巻いてある布に血痕と思われる染みが残っています。

土方所用の鎖帷子 白虎隊記念館
細かい鎖が顔を被うように作られています。裏地は紺でやや地味ですが、機能性を重視した作りになっています。

新選組袖章 白虎隊記念館
白地に赤く「誠」が染め抜かれています。下の山形は幕府歩兵隊所属の印。

中島登画「戦友姿絵」 市立函館博物館
元新選組隊士・中島登が戊辰戦争で討死した戦友たちを描いたもの。一部、誤認もありますが、姿絵の添書は当時を語る資料として貴重。特に、土方歳三の添書には心を打たれます。

土方歳三修正プロマイド 市立函館図書館
土方歳三半身像の目を修正したプロマイド。白目があり、顔だちもややシャープに見えます。

 2003/10/10/MANOE 

  

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